絵本から見える韓国の暮らし
2006/01/30 Mon
韓国絵本の魅力紹介 ささやま図書館友の会 (神戸新聞 2006/01/28)
日韓の文化交流が盛んになっていますが、絵本も読んでみませんか―。「ささやま図書館友の会」は二月に、韓国の絵本を使い、
展示や小学生への読み聞かせ、NPO法人篠山国際理解センターと共催したイベントなどを行う。最近は、
韓国などアジア各国で作られた絵本の人気が高まっており、さまざまな方法で魅力を伝えることにしている。(金山成美)
今回は、
財団法人大阪国際児童文学館が所有する「アジアの絵本貸出セット」を利用。一カ月間、約百冊の絵本を借りる。
幼少向けや高学年を対象にしたものもあり、「絵本を通じて、韓国の文化も感じてもらえたら」と同会のメンバー。昔話や現代の絵本などがあり、
日本語に翻訳されたり、韓国語のままの本もあるという。
まずは三日から、
篠山市内の読み聞かせ会の協力を得て、六小学校で児童に読み聞かせをしたり、本を紹介する予定。十二日から二十五日までは、
同市立中央図書館で、韓国の布や置物、チョゴリなどと一緒に展示する。
十八日午後一時半からは同図書館で、 「世界井戸端会議 絵本から見える韓国の暮らし」を開く。この行事は、同センターが毎年開催しており、今年は初めて共催となる。当日は、 同市在住で韓国出身の上田恵さんが、絵本や昔話を読んだり、当地の行事や暮らし、食事などについて話す。
今回の展示品に入っているのかは知りませんが、韓国の絵本を一つ紹介。
人間がまだネギをたべなかった頃の話です。
その頃はよく人間が人間をたべました。
それは、おたがいが牛に見えるからでした。
うっかりすると、じぶんの親や兄弟を牛とまちがえてたべてしまうことがありました。
ほんとうの牛と人間の見さかいがないのですからこんなぶっそうな話はありません。
ある人が、やっぱりまちがえてじぶんの兄弟をたべてしまいました。
あとでそれと気がついた時は、
もう取りかえしがつきません。
「ああ、いやだいやだ。なんてあさましいことだろう。こんなところにくらすのはつくづくいやだ。」
その人は家をあとにして、あてのない旅に出ました。
~中略~
(ネギを食べたら人が牛に見えなくなった、という国でネギの種をもらい帰郷)
ネギの種をまきおわると、安心して、
その人は久しぶりになつかしい知りあいや友だちをたずねました。
だれの目にも、その人が牛に見えました。
みんなは、よってたかってその人をつかまえようとしました。
「ちがいます、ちがいます、よく見てください。わたくしは、あんたたちの知りあいです。」
そう言って、いくら大きな声でいいわけをしてもみんなの耳にははいりません。
「おやおや、なんてまあ、よく鳴く牛だろう。」
「ほんとうだ。なんでもいいから、早くつかまえてしまえ。」
とうとうその人はみんなにつかまえられて、その日のうちにたべられてしまいました。
~中略~(やがて、育ったネギを食べた村人は、人が牛に見えることは無くなりました)
ネギをうえた人は、だれからも礼をいわれません。
そのうえみんなにたべられてしまいました。
けれども、その人のま心はいつまでも生きていて大ぜいの人をしあわせにしました。
おしまい。
この絵本を読んだ子どもはどんな感想を持つのでしょうか?
「苦労しても報われない」or「そいつのせいで人間を食べられなくなった」
まぁ、どっちでもいいですけどね。
意味不明すぎ。
兄弟食った後の感想がこれかい!
普通は嘆き悲しんで、どん底まで落ち込むだろう!
ウリナラ感性ですね。
ところで、ネギを植えた人は最後には食われてしまってますが、このストーリーとネギを植えることとの関連は何なのでしょうか?世界のおとぎ話のような教訓めいたものはこの話に見いだすことは困難なのですが、半島の人は違うのでしょうか?
ネギ=文明、ネギを植えた人=日本人と
いったところでしょうか。
上手い!
>ネギ=文明、ネギを植えた人=日本人
なるほど、そういう事だったんですか(笑)。
もっとネギを送ってやれ!w